山梨工業会では、工学部及び生命環境学部に在籍し、経済的理由で修学困難な学生への支援、並びに優秀な学生の確保を目的に奨学金を支給する目的で、平成26年2月以降、山梨工業会会員の皆様に基金へのご寄附を募り、その結果、皆様のご理解とご協力で、募金目標の2,000万円をはるかに超えるご寄附を賜りました。あらためて御礼申し上げますとともに、ここに令和2年度(令和元年度)年度事業報告並びに決算報告をご報告いたします。
第一回の奨学金支給以降、令和元年度までに33名の修学を支援しました。令和2年度においては、新型コロナウイルス感染の拡大により、学生の学業や生活にも大きな影響を及ぼしている状況において、31名の学生に対し臨時の奨学金による支援を行い、通常の奨学金の支給人数を10名に増やしました。また、黒沢亮平基金(※)も第一回の支給が始まり、9名の学生が決定しました。
本会では今後もこうした奨学金の支給の他に、特に顕著な学業成績と業績をあげた学生への褒賞、海外の学会等へ出席する学生への助成を行ってまいります。寄附金は随時受け付けておりますので、重ねてのご協力を賜りますようお願い申し上げます。本奨学基金へのご支援をいただける場合には、パンフレットおよび振込用紙を送付させていただきますので、事務局までご連絡ください。
※「黒沢亮平博士号取得記念奨学基金」は、黒沢亮平氏(土木33・黒沢建設株式会社代表取締役社長)が東京大学で博士号を取得したことを祈念して、有志らが在学生(工学部土木環境工学科、またその大学院)の修学支援を目的として、平成30年に設立されました。